越智です。
1stアルバム「Cannibal carnibal」収録の「Yawn」に始まって以来、エセでも何でもとにかく一応ラップシンガーとしてほんの極一部で認知されるようになった俺ですが、今回は俺とラップの複雑な関係について語ってみる事にします。
ラップとの初めての出会いは確か小5ぐらいの頃で、デパートかどこかのレコード売り場でMCハマーの曲がBGMで流れていたのを聴いた時です。でもその頃は音楽自体に殆ど興味がなかったので特にBGMに聴き入る事なくレコード屋をスルーして、プラモデル売り場へ直行しました。
その1~2年後、俺の兄貴が当時夢中になっていたマイケルジャクソンやプリンスなどのブラックミュージック系のCDを横で聴いていましたが、残念ながら彼らの曲には(少なくとも兄貴が持っていたCDの中では)ラップは皆無でした。
その1~2年後、BON JOVIやWINGERなどのスズメの涙程度にラップが取り入れられているアメリカンロック音楽を聴くようになりましたがまだその頃は音楽よりプラモデルの方に夢中でした。
その半年後ぐらいにイングヴェイなどに影響を受けてギターを始めましたが、これは特にラップとは関係ありませんでした。
大学に入ってヒップホップという音楽があるという事を初めて知りましたが、知ったのはヒップホップという単語そのもののみで具体的な内容はよく分かりませんでした。
そのしばらく後に大学の軽音仲間がRAGE AGAINST THE MACHINEやMAD CAPSULE MARKETSなどのコピバンをやってるのを見てラップとロックの融合のやり方を少しだけ理解したので、HELLOWEENのコピーをやって過ごしました。
大学卒業後渡米して、ある日トビアス・サメットの「メタルオペラ・Part 2」をBGMで流しながら車を運転していると、スピード違反でサツに捕まりました。やはりアメリカ大陸ではBGMはラップじゃなきゃマズイんだろうと後悔しました。
その後Lapという名のベトナム系アメリカ人に出会いここで初めて俺のラップ人生がスタートするわけですが、Lap氏とラップ(Rap)はスペルが違う事に後で気付いて絶望的になりました。
その後ラッパーというのはラップをする人とラッパを吹く人とで意見が分かれている事を知ったので、ケビンマスクは必殺技オラップで数々の強豪超人達を倒していきました。イギリス人はつくづく容赦ないなぁと思いました。
そんなワケで俺は今後もラップを続けていこうかと思ってます。
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